22Feb
昔まだ長女が小さかったころ、バリ島の住み込みスタッフが里帰りからのお土産に地元のにわとりを持って帰ってきてくれました。スタッフはバリ島から船で1日かかる離島からきています。そこでのにわとりは全部野生でバリ島本土にいるにわとりとはちょっと違うと、里帰りする前に聞いていたので、娘は大喜び!!
確かに全然違います。今まで見たことのない締まったフォルム、体は小ぶりながら尻尾からたつ羽がとても美しくつややか。色は茶色と黒のまざりで目つきもするどく立ち姿が凛としています。野犬からも逃れられる素早い動きに高さ4メートルくらいまでは軽く飛び木の上で休みます。にわとりというより闘鶏用に育てられた鳥に近いのですが、それともまた違う。にわとりを格好いいと思ったのはこの時が初めてです。
えさは特別にあげなくても自分で探します。庭にいる虫など食べていましたが、娘は玄米をあげていました。そのにわとりが初卵を産んだのは何か月もたってから。通常野生のにわとりは生まれてから半年後に卵を産むというので、ちょうどそのころだと思います。
娘がかわいそうだといってニワトリから卵を取り上げなかっため初卵は食べませんでしたが、2度目はこの卵は孵化するものではないとわかって食することに。その卵のすごいことといったらいまだに印象に残っています。こぶりな卵なのですが殻がなかなか割れないくらい頑丈。やっとわれて出てきた卵は黄身が濃く弾力があり、お箸でつついてもなかなか割れないくらいの強さ。生命力の強さを感じました。
野生の美しさ、強さ、逞しさをこの卵ひとつでもわかります。こういう野生のにわとりがまだあの離島にいることを望みます。
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