14May
日本は四季がありその季節ごとに食材や暮らし方が変わります。この1か月くらいタケノコが旬でした。タケノコの缶詰とか真空パックとかありますが、やはり一番香り高く味わい深いのが旬の食材をそのまま使うこと。タケノコは頭が黄色い方がおいしいらしいです。緑や茶色は土からでて日光を浴びているタケノコ、黄色はまだ土から顔をだしていなかったタケノコで、柔らかくて美味しいのですが探すのも大変。掘り出すのも労力で根っこに傷がつかないように掘り出すのにはコツがいるそうです。そしてタケノコは獲れたてが命。時間が過ぎるごとに美味しくなくなっていきます。今日は、獲れたてのタケノコをたくさんいただいたのでタケノコ料理のご紹介をしたいと思います。
まずはタケノコの皮をむくために頭から2センチほど下の位置から根っこにかけて斜めに包丁をいれます。下から皮をクルクルとまきながら剥いていきます。それを2回ほど繰り返します。中のほうになるとなめらかでやわらかい皮がみえてきますが、この皮たちは取りません。柔らかい皮がついたままのタケノコをゆでることでタケノコの香り豊に仕上がります。
根っこにあるトゲトゲした固い部分は輪切りにして取ってください。タケノコにもよりますが下から1センチから3センチでしょうか。この部分は捨てないで金平やタケノコの炊き込みご飯に使えます。
それではタケノコの煮物に向かって下準備。
なめらかな皮つきのタケノコを鍋にいれ、水を多めにいれます。水が多いほうがふっくら仕上がります。そしてヌカを1合以上いれることで灰汁が抜けて甘みが増します。鷹の爪2,3本も入れましょう。消毒や保存の役割を果たします。
水から火にかけて沸騰したら中火にして約20分。竹串がすっと通ったら火を止めます。そのまま冷まし、水が冷たくなったらザルにあげて洗います。そしてまた鍋に洗ったタケノコをいれ、水もいれて10分。このように、洗って、水につけて10分、を5回ほど繰り返したらヌカの臭みが消え、タケノコ本来の香りが際立ちます。
この時、すぐにお料理しない場合は水ごと冷蔵庫にいれておけば4,5日持ちます。水からあげてしまったらモタないのでお気を付けください。冷凍にする場合は煮物にしてからその汁ごと冷凍庫しておけばスが入りません。食べるときにはなべにいれて火にかけると美味しくいただけます。オーブントースターはダメ。スポンジのようになるそうです。
それでは煮物の味付けです。
私は昆布、醤油、黒砂糖、インティバリ天然天日塩、インティバリにがり、鰹節、お酒を入れます。全て適量。その時のタケノコと自分の体調をみて加減をします。タケノコの他に麩を入れると美味しいと知ったのは叔母のタケノコを食べたとき。叔母が持ってきてくれたのは赤城山の生山椒の葉が上にのっている逸品でした。
旬の食材に敬意をもち、その生命力を損なわないように頂けることは何より。食と命は直結していると感じました。
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