順風満帆でなくていい

私が総指揮を勤めるバリ島のダンスチーム、シューティングスターズのサヌールフェスティバル出演を明日に控え、最後まで調整をし続けています。イベントは想定通りにいかないことは当たり前。本番直前で、舞台が聞いていた大きさと違ったからフォーメーションを考えなおす、とか、当日怪我で出れない可能性がある子がいるから万が一のフォーメーションも作って練習しておくとか、その時々で即対応、決断し実行することが大事になります。

そうでなくても、現在の第３代目リーダー・遥が日本の高校進学を決めたため、明日のサヌフェスが３代目の最後。シューティングスターズにとって大きな変動期を迎える今、残る次世代に誇りと自信をもってもらうためにも今回のイベントを大成功に納めないといけない、という気持ちで緊迫した空気になっているのが、遠く日本にいてもわかります。

決して順風満帆ではない流れは人を、チームを強くします。前向きな緊張感は思いを研ぎ澄ませるいい環境。何が必要で何を捨てるか。選択、決断、実行。これはひとつのダンスチームに限ったことではなく、人生の日常と同じです。全ての状況を力に変える能力を身に付けてほしい。

子供達にはシューティングスターズというチームを通して多くのことを学んでもらいたいと思っています。